デジタル大辞泉
「灯台船」の意味・読み・例文・類語
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とうだい‐せん【灯台船】
- 〘 名詞 〙 =とうせん(灯船)
- [初出の実例]「前号にも掲げし如く横浜港口の燈台船沈没せしにつき」(出典:自由新聞‐明治一六年(1883)五月一九日)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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灯台船
とうだいせん
lighthouse tender
灯台建設位置の測量、建設資材の運搬、灯台業務状況の視察、各種物資の配給などを行う船。1869年(明治2)から1948年(昭和23)までは灯台視察船とよばれ、現在、国の重要文化財として東京海洋大学で保存されている明治丸はとくに有名である。
1948年、海上保安庁の発足とともに、灯台補給船と改称されたが、業務内容は変わらず、人里離れた僻地(へきち)や孤島で勤務する人たちとその家族からは、「海のサンタクロース」として親しまれてきた。しかし、輸送手段の発達した現在では、船舶による補給業務はしだいに縮小し、1977年以降は、各種の灯台業務船が分担している。
[川本文彦]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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灯台船
とうだいせん
lightship
灯船。航路標識の一種。灯台の建設が困難な場所に船を浮べ,それに灯台を設備したもの。無電,霧信号などを備え,錨で係留する。監視人の居住施設もある。近年,船舶が大型化して,灯台船が見にくくなったため,1968年東京湾の航路入口 (航路分岐点) にあった灯台船が廃止され,東京灯標に変ってからは,日本では姿を消した。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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