灰田勝彦(読み)ハイダ カツヒコ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「灰田勝彦」の解説

灰田 勝彦
ハイダ カツヒコ


職業
歌手 俳優

本名
灰田 稔勝(ハイダ トシカツ)

生年月日
明治44年 8月20日

出生地
ハワイ・ホノルル

学歴
立教大学経済学部〔昭和11年〕卒

経歴
大正12年12歳で帰国。立教大学時代に兄・晴彦(のち有紀彦)のひきいるハワイアン・バンド、モアナ・グリークラブウクレレを弾きながら歌い、昭和11年に日本ビクターから「ブルームーン」でデビュー。ハワイアンとジャズの歌手として出発するが、その後流行歌手に転向。15年に東宝映画「秀子の応援団長」の主題歌「燦めく星座」が大ヒットして人気者に。代表曲はほかに「森の小径」「鈴懸の径」「新雪」「野球小僧」「アルプス牧場」などだが、伸びのある裏声が特徴で、日本の流行歌に都会の香りを持ち込んだ。12年の東宝ミュージカル映画「たそがれの湖」以来、映画俳優としても活躍。他の出演作に「新雪」「歌う野球小僧」「銀座カンカン娘」などがある。また野球狂としても知られた。

没年月日
昭和57年 10月26日 (1982年)

家族
兄=灰田 有紀彦(作曲家)

伝記
日本ハワイ音楽・舞踊史―アロハ!メレ・ハワイ小沢昭一的流行歌・昭和のこころ歌謡界銘々伝エッセイ集 遠い道、並に灰田先生昭和のすたるじい流行歌(はやりうた)―佐藤千夜子から美空ひばりへ歌だ映画だ人生は 早津 敏彦 著小沢 昭一,大倉 徹也 著南原 四郎 著小田原 漂情 著塩沢 実信 著秋津 健 著(発行元 長崎出版新潮社パロル舎画文堂第三文明社朝日新聞社 ’07’03’94’92’91’89発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「灰田勝彦」の解説

灰田 勝彦
ハイダ カツヒコ

昭和期の歌手,俳優



生年
明治44(1911)年8月20日

没年
昭和57(1982)年10月26日

出生地
ハワイ・ホノルル

本名
灰田 稔勝(ハイダ トシカツ)

学歴〔年〕
立教大学経済学部〔昭和5年〕卒

経歴
11歳で来日、立教大学時代にグリークラブでウクレレを弾きながら歌い、昭和11年に日本ビクターから「ブルームーン」でデビュー。15年に東宝映画「秀子の応援団長」の主題歌「燦めく星座」が大ヒットして人気者に。代表曲はほかに「鈴懸の径」「新雪」「野球小僧」「アルプスの牧場」などだが、伸びのある裏声が特徴で、日本の流行歌に都会の香りを持ち込んだ。12年の「たそがれの湖」以来、映画俳優としても活躍、また野球狂としても知られた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「灰田勝彦」の解説

灰田勝彦 はいだ-かつひこ

1911-1982 昭和時代の歌手,俳優。
明治44年8月20日ハワイ生まれ。大正11年兄灰田有紀彦(晴彦)と日本にかえる。立大在学中,兄のハワイアンバンドで活躍。昭和11年日本ビクターからデビュー。ヒット曲に戦時中の「燦(きら)めく星座」「鈴懸(すずかけ)の径(みち)」,戦後の「東京の屋根の下」「野球小僧」など。また映画の代表作に「銀座カンカン娘」など。昭和57年10月26日死去。71歳。本名は稔勝。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「灰田勝彦」の解説

灰田 勝彦 (はいだ かつひこ)

生年月日:1911年8月20日
昭和時代の歌手;俳優。日本自動車連盟理事
1982年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android