日本大百科全書(ニッポニカ) 「グリー・クラブ」の意味・わかりやすい解説 グリー・クラブぐりーくらぶglee club グリーとは18世紀イギリスの無伴奏の合唱音楽で、3声部ないしそれ以上の男声により歌われ、通常は短く、小さな部分から構成されている音楽。これを歌う専門的ないしアマチュアの団体がグリー・クラブで、18世紀後半にこの種の団体が多数設立され、のち日本にも輸入された。通常はトップ・テナー、セカンド・テナー、バリトン、バスの4声部からなる。日本ではおもに大学・高校に置かれているが、より広い範囲の男声合唱曲を手がけており、男性合唱団の代名詞となっている。[美山良夫] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例