烏合(読み)ウゴウ

精選版 日本国語大辞典 「烏合」の意味・読み・例文・類語

う‐ごう‥ガフ【烏合】

  1. 〘 名詞 〙 ( カラス離合集散がばらばらであるといわれるところから ) 規律も統一もなく寄り集まること。
    1. [初出の実例]「猥招烏合之群」(出典本朝文粋(1060頃)二・応討平将門符〈尾張言鑑〉)
    2. 「南北の諸師はちのごとく蜂起し、からすのごとく烏合せり」(出典:日蓮遺文‐報恩抄(1276))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「烏合」の読み・字形・画数・意味

【烏合】うごう(がふ)

無秩序な集まり。晋・干宝〔晋紀総論〕新の寇は烏合の衆、蜀のに非ざるなり。

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