デジタル大辞泉 「燕返し」の意味・読み・例文・類語 つばめ‐がえし〔‐がへし〕【×燕返し】 1 身を急に反転させること。また、急にもとの状態に戻ること。「その瞬間―に、…冷刻な驕満な光をその眸から射出したので」〈有島・或る女〉2 ある方向に振った刀のきっ先を、急に反転させて相手を斬る刀法。3 柔道の足技の一。相手の足払いを瞬間的に足払いで返す早技。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「燕返し」の意味・読み・例文・類語 つばめ‐がえし‥がへし【燕返】 〘 名詞 〙① 剣術の刀法の一つ。ある方向に振った刀のきっ先を急激に反転させて切る方法。② ある状態から元の状態へ急にもどること。急激に反転すること。[初出の実例]「空中の鷲(わし)は地上の獅子(しし)をなぶるやうに、燕返(ツバメガヘ)しに地面をかすったかと思ふと、又遙かに雲の外に飛ぶ」(出典:雑嚢(1914)〈桜井忠温〉一二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例