物理冶金(読み)ぶつりやきん(その他表記)physical metallurgy

百科事典マイペディア 「物理冶金」の意味・わかりやすい解説

物理冶金【ぶつりやきん】

金属組織学および金属物理学を基礎部門とし,合金熱処理塑性加工などを応用部門とする学問および技術。応用部門は鋳造鍛造圧延粉末冶金溶接などを含み,製造冶金または加工冶金と呼ばれる。
→関連項目金属組織学冶金

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「物理冶金」の意味・わかりやすい解説

物理冶金
ぶつりやきん
physical metallurgy

鉱石から金属を製錬して、各種の金属材料を製造する技術を冶金という。この冶金に関する科学物理冶金学、化学冶金学、加工冶金学に大別され、物理冶金では結晶構造解析組織観察、物理的特性制御などを取り扱う。なお、近年は、冶金学を金属工学、物理冶金を金属物理ということが多い。

[西沢泰二]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android