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特殊急襲部隊 トクシュキュウシュウブタイ

デジタル大辞泉の解説

とくしゅ‐きゅうしゅうぶたい〔‐キフシフブタイ〕【特殊急襲部隊】

サット(SAT)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

特殊急襲部隊
とくしゅきゅうしゅうぶたい

テロ事件に対処するための警察の特殊部隊。公式名称は「特殊部隊(SAT(サット))」。SATは、Special Assault Teamの頭文字。1977年(昭和52)に発生したダッカ事件(日本赤軍による日航機ハイジャック事件)を契機として、警視庁および大阪府警察に編成されたのが始まりである。主として、ハイジャック、重要施設占拠などの重大テロ事件における鎮圧、被疑者の制圧・検挙を任務とするほか、銃器等の武器を使用した事件でも必要に応じて出動し、支援にあたる。サブマシンガン、ライフル銃、自動小銃、特殊閃光(せんこう)弾などの装備をもち、ヘリコプターを含めた機動力をもつ。1996年(平成8)に、北海道、千葉、神奈川、愛知および福岡の5道県に追加設置されるとともに、公式名称等が公表された。200人規模であったが、同年12月に発生した在ペルー日本国大使公邸占拠事件の教訓やその後の国際テロ事件の発生等を踏まえて強化が図られ、2005年(平成17)には沖縄県警察にも設置されて総勢300人体制となった。隊員は他の警察業務をいっさい行わず、銃器使用を含めた事案対処の訓練を重ねた、高い練度をもつ専門部隊である。2007年以降、訓練の一部は報道機関に公表されている。1995年に発生した全日空機ハイジャック事件の解決に貢献したほか、2000年に発生した西鉄バスジャック事件でも突入を支援している。[田村正博]

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