滋賀県中東部の郡名、河川名。犬上郡は近江(おうみ)十二郡の一つ。『万葉集』には狗上、『和名抄(わみょうしょう)』では犬上と書く。『古事記』景行(けいこう)天皇の条には犬上君の名がみえるが、遣隋使(けんずいし)、遣唐使に任命された犬上御田鍬(いぬがみのみたすき)はこの一族と伝えられる。犬上川は壬申(じんしん)の乱の戦場ともなった。犬上郡には鳥籠駅家(とこうまや)が設置され、式内社も5座が鎮座している。鳥籠山は『万葉集』などにも詠まれ、歌枕(うたまくら)となっている。2012年(平成24)現在、区画としての犬上郡には豊郷(とよさと)、甲良(こうら)、多賀(たが)の3町が属する。
[高橋誠一]
初冠,加冠,烏帽子着ともいう。男子が成人し,髪形,服装を改め,初めて冠をつける儀式。元服の時期は一定しなかったが,11歳から 17歳の間に行われた。儀式は時代,身分などによって異なり,平安時代には髪を...