猫又山(読み)ねこまたやま

日本歴史地名大系 「猫又山」の解説

猫又山
ねこまたやま

魚津市宇奈月うなづき町・上市かみいち町の境にそびえる。標高二三七八メートル。毛勝けかち三山の一。古名をブナクラヶ岳という。享和三年(一八〇三)奥山御境目見通山成川成絵図(県立図書館蔵)滝倉たきくら姥倉うばくら両嶽に並べてブナクラケ嶽と記されている。そのほか多くの新川郡絵図・奥山絵図などに滝倉ヶ岳とともに記載されるが表記はまちまちで、仮名書きのほか船倉ふなくらヶ岳・船峅ふなくらヶ嶽・椈倉ぶなくらヶ岳などと記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「猫又山」の意味・わかりやすい解説

猫又山
ねこまたやま

富山県東部,立山連峰北部の山。標高 2378m。黒部峡谷鉄道終点欅平西方にある。黒部川支流をなす小黒部谷と片貝川源流である猫又谷の分水界にあたり,黒部市魚津市上市町境界に位置する。山頂への登山道は未整備。

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