玉ラシャ(読み)たまらしゃ

日本大百科全書(ニッポニカ)「玉ラシャ」の解説

玉ラシャ
たまらしゃ

織物の表面に、もみ固められた玉あるいは波状の毛羽がある毛織物。紡毛織物を強く縮絨(しゅくじゅう)して起毛したのち、毛羽をすこし長く残すように剪毛(せんもう)し、これをナッピング・マシンnapping machineにかけて布面を蒸熱しながら、丸く回るように動揺する摩擦板でもんで毛羽を細かく丸めたものである。玉ラシャには、毛玉の小さいチンチラ、毛玉の大きいフロンコンネなどがある。用途は婦人オーバー地であるが、特殊なものであるため生産も少ない。

[角山幸洋]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「玉ラシャ」の解説

玉ラシャ
たまラシャ

織物一種。ゆるく撚 (よ) った毛糸緯糸紡毛糸綿糸亜麻糸を経糸に使って織る。そのあと,表面に毳 (けば) をかき出して深く立て,それを小さな球状に丸めると,手ざわりの柔らかい厚地の織物となる。おもな用途はオーバー地。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

国民投票法

正式名称は「日本国憲法の改正手続に関する法律」。平成19年法律第51号。2007年(平成19)5月18日に制定され、施行は3年後の2010年5月18日である。この法律は、日本国憲法第96条に定める日本...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android