現実神経症(読み)げんじつしんけいしょう(英語表記)actual neurosis

世界大百科事典 第2版の解説

げんじつしんけいしょう【現実神経症 actual neurosis】

S.フロイトの提唱した精神分析の概念。彼は神経症を現実神経症と精神神経症とに区別したが,小児期からの心理的葛藤ではなく,現実の性的活動が不適切なことによる生理的緊張の集積の結果,自律神経症状や情動障害を呈する一群があると考え,それを現実神経症とした。これには神経衰弱不安神経症が含まれ,神経衰弱は過剰な性活動のため,不安神経症は性的興奮が十分に発散されないための中毒と考えられ,のちに心気症もこれに加えられた。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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