琥珀酸(読み)コハクサン

デジタル大辞泉 「琥珀酸」の意味・読み・例文・類語

こはく‐さん【××珀酸】

カルボン酸一種で、無色結晶最初琥珀乾留して得たのでこの名がある。植物界に広く存在し、動物生体内ではトリカルボン酸回路一員として存在。合成もされ、清酒味噌醤油などの調味料にする。化学式HOOC(CH22COOH

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「琥珀酸」の意味・読み・例文・類語

こはく‐さん【琥珀酸】

  1. 〘 名詞 〙 琥珀の乾留、または酒石酸発酵によって製する有機酸。無色柱状の結晶体で、水浴液は酸性。ナトリウム塩は貝類のうまみ成分で、味噌、醤油、菓子飲料などの調味料に用いられる。〔薬品名彙(1873)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android