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生活綴り方 せいかつつづりかた

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

生活綴り方
せいかつつづりかた

子供にその生活を具体的に見つめて綴らせた作品,またはそのような綴り方指導。具体的な事実を,実感をこめて,借りものでない自分の言葉で,偽りなく書かせる。昭和初期に,窮乏と矛盾に満ちた東北農村で,生活の現実に根ざす教育を行おうとする,いわゆる北方性教育運動を展開した教師たちの創意から生れた手法。国語の一部分であるよりも,綴ることで学習と発達の根底である生活認識に迫り,また綴り方を素材に,子供たちの共同的思考を指導して人間性回復の意欲を呼びさますことを目指した。第2次世界大戦中,当局の圧迫を受けたが,戦後の 1950年頃から復活,盛んに行われ,日本の教育のあり方に対する根本的な問いかけともなった。

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デジタル大辞泉の解説

せいかつ‐つづりかた〔セイクワツ‐〕【生活×綴り方】

生活の中で感じたことや考えたことをありのままに表現させる作文。この作文を通して、児童の社会的現実への認識を高め、ひいては教育全体の改革を意図したもの。これを主張した民間教育運動は昭和4年(1929)ごろから登場し、戦時下の中断を経て戦後復活。

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大辞林 第三版の解説

せいかつつづりかた【生活綴り方】

現実生活の中で考えたことや感じたことをありのままに表現した作文。体験に裏づけられた言葉で作文することにより、社会生活を正しく認識させようとするもの。

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