疫学的証明(読み)えきがくてきしょうめい

世界大百科事典 第2版の解説

えきがくてきしょうめい【疫学的証明】

裁判において人の疾病原因証明しようとするとき,その原因が病気を引き起こすに至る過程のすべてを詳細に立証することができれば,最も直截な証明となる。しかし,たとえそのような直接的な証明が十分でなくても,多くの患者の発病状況や生活環境を調べることによって,その疾病の原因が間接的に推認できる場合がある。このような証明方法は,疾病を集団現象として観察することによってその原因や感染経路を明らかにしようとする疫学の方法を,裁判上の証明に応用したものであるから,疫学的証明と呼ばれる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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