(読み)シン

デジタル大辞泉 「疹」の意味・読み・例文・類語

しん【疹】[漢字項目]

[音]シン(呉)(漢)
皮膚吹き出物ができる病気。「風疹麻疹ましん蕁麻疹じんましん
皮膚にできる吹き出物。「汗疹かんしん湿疹発疹ほっしん・はつしん
難読汗疹あせも麻疹はしか

しん【×疹】

皮膚に生じるあわ粒ほどの赤い斑点、または吹き出物。発疹

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精選版 日本国語大辞典 「疹」の意味・読み・例文・類語

しん【疹】

  1. 〘 名詞 〙 皮膚に小さな赤い吹き出物が生じる病気。また、その吹き出物。斑疹(はんしん)丘疹(きゅうしん)水疱疹(すいほうしん)などの種類がある。〔改正増補和英語林集成(1886)〕

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普及版 字通 「疹」の読み・字形・画数・意味


10画

(異体字)
9画

[字音] シン・チン
[字訓] かさはしか

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(しん)。は卜文に、人の脇の下に小点を加えて、発疹の状を示す形のものがある。〔説文〕四下に字をに作り、「脣の瘍(やう)なり」とし、疹を籀文とする。〔詩、小雅、小宛〕「我が塡寡(てんくわ)を哀しむ」の塡を、〔韓詩〕に疹に作る。はしかや疱瘡のような病をいう。熱病のときは、チンの音でよむ。

[訓義]
1. かさ、かさの出る病、はしか、疱瘡、くちびるのかさ。
2. やむ、わずらう、なやむ、くるしむ。
3. 熱病。

[古辞書の訓]
名義抄〕疹 カシク 〔字鏡集〕疹 アツキヤマヒ・カシク

[熟語]
疹子疹疾疹粟疹毒疹恙疹蠱
[下接語]
疫疹・汗疹疾疹・湿疹・赤疹・熱疹・発疹・風疹・麻疹・瘍疹

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