発条秤(読み)バネバカリ(英語表記)spring scale

デジタル大辞泉 「発条秤」の意味・読み・例文・類語

ばね‐ばかり【発×秤】

螺旋らせん状のばねに物をつるし、ばねの伸びた長さを目盛りで読んで重量をはかる秤。

ぜんまい‐ばかり【発×秤】

ばねの伸びで物の重さをはかる秤。ばね秤

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精選版 日本国語大辞典 「発条秤」の意味・読み・例文・類語

ばね‐ばかり【発条秤】

  1. 〘 名詞 〙 コイル状のばねに物体をつるし、ばねの伸びから、物体の重量を求めるしくみのはかりフック法則を応用したもの。

ぜんまい‐ばかり【発条秤】

  1. 〘 名詞 〙 はかりの一種。ばねの伸びによって物体の重さを測る装置。ばね秤。〔物理学術語和英仏独対訳字書(1888)〕

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改訂新版 世界大百科事典 「発条秤」の意味・わかりやすい解説

ばね秤 (ばねばかり)
spring scale

物体の重量を弾性体の弾力とつり合わせ,フックの法則により物体の質量を測定するはかり。一般に秤量の小さなはかりでは線状ばね,つる巻ばねが,大きいものでは板ばね,環状ばねが用いられる。図はもっとも一般的なつる巻ばねを用いた上皿ばねばかりの構造を示す。皿を支えるロバーバル機構(平行四辺形ABCDからなるリンク機構)の皿受棒につる巻ばねの下端を,上端を零点調節ねじを介してはかり枠にかけ,皿上の物体の重量に比例したばねの伸びを皿受棒と連動するラックレバーで拡大し,ラックとピニオンで回転する指針の動きに変え分銅で校正した目盛板で物体の質量を読み取る。構造が簡単,安価であるが温度重力などの影響を受ける。温度によるばねの弾力の変化はバイメタルでラックレバーの長さを自動的に変えて補正し,重力の影響(国内での最大差は1/1000程度)を受けるものは使用地域が指定される。精度は1/200~1/2500程度である。
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百科事典マイペディア 「発条秤」の意味・わかりやすい解説

ばね秤【ばねばかり】

ぜんまい秤とも。フックの法則を利用し,ばねの伸びから物体の重さを測る装置。物体を台や皿にのせる型とフックでつるす型がある。分銅やおもりを使わず指針で読みとれるので簡便だが,温度や重力の影響を受ける。→はかり(秤)

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