白布温泉(読み)しらぶおんせん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「白布温泉」の意味・わかりやすい解説

白布温泉
しらぶおんせん

山形県南東部,吾妻連峰の北斜面,大樽川の源流にある温泉。米沢市南部,標高約 850mの高原温泉。泉質硫黄泉泉温は 57~61℃。神経系諸病に効能。白布高湯とも呼ばれ,高湯温泉蔵王温泉とともに奥羽三高湯の一つとして知られた古くからの湯治場。茅ぶき屋根の宿がある。西吾妻スカイバレーが通り,天元台高原スキー場や吾妻連峰,磐梯高原などへの探勝ルートの基地磐梯朝日国立公園に属する。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「白布温泉」の意味・わかりやすい解説

白布温泉
しらぶおんせん

山形県南端、米沢市(よねざわし)にある温泉。西吾妻(にしあづま)山の北麓(ほくろく)、標高約800メートルにあり、白布高湯(たかゆ)とよばれ、信夫(しのぶ)高湯、蔵王(ざおう)(最上(もがみ))高湯とともに奥羽三高湯の一つとして知られた古くからの湯治場。14世紀初頭の発見という。かや葺(ぶ)き屋根の温泉旅館旧館と近代的な別館や保養施設が好対照をみせていた。大樽(おおたる)川渓谷の新緑、紅葉の美しい山峡の温泉場。西吾妻スカイバレー道路の基点で、磐梯(ばんだい)高原に通じ、吾妻連峰の登山や天元台高原スキー場の基地。泉質は硫黄泉。JR奥羽本線米沢駅よりバス便がある。

中川 重]

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