磐梯高原(読み)ばんだいこうげん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

磐梯高原
ばんだいこうげん

福島県北部,磐梯山の北斜面とその山麓一帯の呼称。裏磐梯ともいう。旧磐梯山は,大磐梯,小磐梯,櫛ヶ峰の3峰からできていたが,1888年の噴火により小磐梯が爆発し,その岩石や泥流が裏磐梯一帯の村落や谷間を埋め,大小 80もの湖沼を形成した。裏磐梯三湖の檜原湖秋元湖小野川湖をはじめ,五色沼などの湖沼群,川上温泉,裏磐梯温泉などがある。磐梯ゴールドライン,磐梯吾妻レークライン,西吾妻スカイバレーが通じる。磐梯朝日国立公園に属する。

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百科事典マイペディアの解説

磐梯高原【ばんだいこうげん】

福島県中北部,磐梯山北麓を占める高原。裏磐梯とも。標高約800m。磐梯朝日国立公園の一中心で,1888年の磐梯山の爆発で生じた檜原(ひばら)湖秋元湖小野川湖五色沼などの湖沼群と森林美で知られる。中心は檜原湖南岸で,東岸に国民休暇村がある。福島・会津若松各市,猪苗代町からバス。
→関連項目磐梯山

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世界大百科事典 第2版の解説

ばんだいこうげん【磐梯高原】

福島県北部,磐梯山の北方に広がる高原。裏磐梯高原ともいう。耶麻郡北塩原村と猪苗代町にまたがる。標高800m前後の泥流丘陵と,その間に大小100余の湖沼が散在する景勝地で,磐梯朝日国立公園に属する。1888年7月15日磐梯山が大爆発し,流下した泥流が北麓にあった雄子沢(おしざわ),細野,秋元の集落を埋没させ,長瀬川上流部をせき止め,その結果,檜原湖小野川湖秋元湖五色沼などの湖沼群が出現した。磐梯ゴールドラインなどの観光道路が通じる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

磐梯高原
ばんだいこうげん

福島県中北部、磐梯山北麓(ほくろく)一帯の高原。耶麻(やま)郡猪苗代(いなわしろ)町と北塩原村にまたがる。標高約800メートルの高原で、長く裏磐梯・裏磐梯高原とよばれた。磐梯朝日国立公園の一中心。1888年(明治21)磐梯山の大爆発の際、押し出された泥流によって、長瀬(ながせ)川水系の諸河川がせき止められ、裏磐梯三湖とよばれる桧原(ひばら)湖、小野川湖、秋元湖をはじめ、大小無数の湖沼が出現した。桧原湖南岸東方の泥流丘陵には約3キロメートルにわたり五色沼(ごしきぬま)湖沼群がある。柳沼、るり沼、青沼、赤沼、みどろ沼、毘沙門(びしゃもん)沼などの小沼が、藍(あい)、コバルト、緑、赤など微妙に異なった水の色を呈する。磐梯山の活動の跡をとどめる火山地形が、これら湖沼群の静けさと対照的な激しさをみせ、高原一帯の景観を魅力あるものにしている。近年、広域観光ルートの開発で福島、米沢(よねざわ)方面からも訪れる人が急増した。また、猪苗代盆地との比高を利用して秋元発電所なども設けられている。[中村嘉男]

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