白蘞(読み)ビャクレン

デジタル大辞泉 「白蘞」の意味・読み・例文・類語

びゃく‐れん【白×蘞】

ブドウ科蔓植物つるしょくぶつ。葉は手のひら状の複葉で、葉と対生して巻きひげがある。夏、葉と向かい合って花柄を出し、淡黄色の小花多数つける。中国原産で、日本には江戸時代に渡来。塊状の根は食用、また漢方薬用にする。かがみぐさ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 蔓植物 名詞

精選版 日本国語大辞典 「白蘞」の意味・読み・例文・類語

びゃく‐れん【白蘞】

  1. 〘 名詞 〙 ブドウ科のつる性多年草。中国原産で、享保年間(一七一六‐三六)に渡来し、薬用に栽培される。葉は柄があり互生し、掌状複葉で、小葉は三~五に羽状に分裂する。各裂片は菱形。六~七月、柄のある集散花序を葉と対生して出し、淡黄色の小花を開く。紡錘形をした根を白蘞と呼び、漢方で解熱解毒鎮痛剤などとする。漢名、白蘞。かがみぐさ。やまかがみ。〔広益地錦抄(1719)〕

やま‐かがみ【白蘞】

  1. 〘 名詞 〙 植物びゃくれん(白蘞)」の異名。〔本草和名(918頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「白蘞」の解説

白蘞 (ハクレン)

学名Hypophthalmichthys molitrix
動物。コイ科淡水魚

白蘞 (ビャクレン・カガミ;ヤマカガミ;ヤマカガム)

学名:Ampelopsis japonica
植物。ブドウ科のつる植物,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む