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百済楽 くだらがく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

百済楽
くだらがく

百済から日本に伝来した音楽。記録のうえでは欽明 15 (554) 年,百済から4人の音楽家が来朝平安時代中期に左右両部制が確立したときに高句麗楽,新羅楽などとともに,雅楽の一部門である右方楽の母体となった。莫目 (まくも) ,百済琴 (箜篌) ,6孔の横笛の楽器と舞の存在とが知られている。

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大辞林 第三版の解説

くだらがく【百済楽】

三韓さんかん楽の一。百済から伝来した舞楽で、箜篌くご・横笛・莫目まくもなどで演奏する。平安時代、右楽うがくに編入された。

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世界大百科事典内の百済楽の言及

【高麗楽】より

…元来は古代の日本に伝来した大陸系諸楽舞のうち,高句麗からのものを高麗楽と称した。この高麗楽は,新羅楽・百済楽とあわせて三韓楽と総称され,現行の高麗楽の母体となったものである。高句麗直伝を意味する〈高麗楽〉の用例は,雅楽寮の記事に多くみられる。…

【三韓楽】より

…日本に伝えられた朝鮮半島3国(新羅,百済,高句麗)の楽舞。それぞれ新羅楽,百済楽,高麗楽(こまがく)という。伝来の経緯は定かでないが,《日本書紀》は允恭天皇の葬礼に際して新羅王が楽人80名を遣わしたと伝える。…

【日本音楽】より

…たとえば《古事記》の大部分は,暗唱され,朗唱された長編の叙事歌謡であったとみられる。この期の末には,大陸から新羅楽(しらぎがく)や百済楽(くだらがく)が伝来したが,それらは来日外人によって奏されただけで,日本人が学ぶようなことはなかったようである。
[第2期]
 大陸音楽輸入時代(7~8世紀) 612年(推古20)百済の味摩之(みまし)がきて,少年たちに伎楽(ぎがく)を教えた。…

【舞楽】より

…このような外来楽舞の全盛期は,おそらく752年(天平勝宝4)の東大寺大仏開眼供養あたりであったろう。9世紀初頭までに伝わった外来楽舞としては,唐楽,高麗楽,百済楽,新羅楽,度羅楽(とらがく),林邑楽(りんゆうがく),呉の伎楽などが知られ,このほか渤海楽(ぼつかいがく)の記事もある。 9世紀の半ばごろから,これら外来音楽の内容を取捨整備し,あわせて日本人の好みに合った音楽へ改変する,いわば外来音楽の国風化の気運が高まった。…

※「百済楽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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