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百間川 ヒャッケンガワ

デジタル大辞泉の解説

ひゃっけん‐がわ〔ヒヤクケンがは〕【百間川】

岡山県南部、岡山市を流れる人工の川。長さ13キロ。江戸時代初期、岡山城下の洪水防止のためつくられた。市街地北部で旭川から分離、干拓地の間を通って児島湾に注ぐ。国指定天然記念物アユモドキをはじめ、多くの動植物が生息している。中流域の河川敷から遺跡(百間川遺跡)が発掘されている。旭川放水路

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日本の地名がわかる事典の解説

〔岡山県〕百間川(ひゃっけんがわ)


岡山市東部を流れる川。市街地北東方で旭(あさひ)川から分流し、児島(こじま)湾に注ぐ。江戸時代初期、水害防止のため旭川の放水路として開削された。1級河川(旭川水系)。河川敷で弥生時代の大規模な百間川遺跡が発見された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

百間川
ひゃっけんがわ

岡山市につくられた旭(あさひ)川の放水路。1669年(寛文9)岡山城下の洪水防止のため、岡山藩の重臣津田永忠(ながただ)の進言により着手された。現在の岡山市中区竹田と中島の間で旭川から分流し、操(みさお)山の北から東を通って児島(こじま)湾に注ぐ。延長12キロメートル。河川敷は水田として利用されてきたが、1974年(昭和49)以降建設省(2001年より国土交通省)により改修工事が行われている。しかし国指定天然記念物アユモドキをはじめ多数の動植物が生息し、また河床から遺跡(百間川遺跡)が発掘されたこともあり、工事は遅れている。1997年には全川の堤防が完成したものの、水門増強工事など関連工事が続いている。[由比浜省吾]
『岡山の自然を守る会編『百間川』(日本文教出版・岡山文庫)』

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世界大百科事典内の百間川の言及

【旭川】より

…また1654年(承応3)の洪水の際熊沢蕃山の献策により津田永忠が69年(寛文9)から翌年にかけて放水路を建設した。これは百間川と呼ばれ,岡山市中島と竹田の間で旭川から荒手堤を越えて分流して南東流し,操山東側から南下して沖新田南端で児島湾に注ぐ(長さ12.9km,幅200~300m)。今日では旭川は灌漑,工業,都市の用水および電力資源として用いられ,中流に県営旭川ダム,上流には中国電力湯原ダムがある。…

※「百間川」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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