目弾(読み)メハジキ

デジタル大辞泉 「目弾」の意味・読み・例文・類語

め‐はじき【目弾】

シソ科の二年草。原野に生え、高さ約1メートル。茎は四角柱で、全体に白い毛を密生する。根際の葉は心臓形で大きいが、上部の葉は深い切れ込みがある。7~9月、茎の上部に淡紅紫色唇形の花を数段つける。名は、子供が茎を短く切ってまぶたにつけ、目を開かせて遊んだことにちなむ。漢方で全草を益母草やくもそうといい、婦人病などに薬用 秋》「―のまぶたふさげば母がある/かな女」
まばたき。また、目くばせ。
かか―して立ち向かひ」〈浮・一代女・六〉

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精選版 日本国語大辞典 「目弾」の意味・読み・例文・類語

め‐はじき【目弾】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「めばじき」とも )
  2. まばたきすること。目をぱちぱちさせること。また、まばたきをして合図をすること。目くばせをすること。
    1. [初出の実例]「タガイニ mefajikixite(メハジキシテ)」(出典:天草本伊曾保(1593)イソポの生涯の事)
  3. シソ科の越年草本州・四国・九州の山野に生える。高さ〇・六~一・八メートル。茎葉は細く三深裂し対生する。七~九月、淡紅紫色の筒状唇形花が葉腋ごとに数層に輪生。果実は四個の分果からなり黒い。漢方では全草を干したものを益母(やくも)草・茺蔚(じゅうい)といい産前・産後の諸症に用い、果実を茺蔚子(じゅういし)といい利尿・解熱薬に使う。和名は、子どもが、その茎を短く切って、まぶたに張りつけ、目を開かせて遊ぶところからという。漢名、茺蔚。《 季語・秋 》 〔新撰字鏡(898‐901頃)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「目弾」の解説

目弾 (メハジキ)

学名Leonurus japonicus
植物。シソ科の二年草,薬用植物

目弾 (メハジキ)

植物。シソ科の多年草,園芸植物,薬用植物。ハッカ別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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