相思樹(読み)ソウシジュ

デジタル大辞泉 「相思樹」の意味・読み・例文・類語

そうし‐じゅ〔サウシ‐〕【相思樹】

マメ科の常緑高木。葉は羽状複葉であるが早く脱落し、葉柄が細く平たくなって葉のようにみえる。5月ごろ、黄色小花球状に集まって咲き、豆果がなる。台湾フィリピン原産熱帯地方並木生け垣とし、材は薪炭・家具用。台湾アカシア

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精選版 日本国語大辞典 「相思樹」の意味・読み・例文・類語

そうし‐じゅサウシ‥【相思樹】

  1. 〘 名詞 〙 マメ科の常緑高木。アカシアの仲間で、中国南部・台湾・フィリピン・インドシナなどに分布。高さ六~一五メートル。葉身は退化し、葉柄のみがやや鎌形披針形となる。花は小形・黄金色で葉腋より出した一~三個の頭状花序に多数群がって付く。熱帯の各地で街路樹生垣などにする。材は硬く、建築・家具などの材料。樹皮にはタンニンがある。
    1. [初出の実例]「さうしといゐしものは、おとこをこひてはかにいたりて木となりぬ。相思樹と申すはこの木也」(出典:日蓮遺文‐持妙尼御前御返事(1279))

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動植物名よみかた辞典 普及版 「相思樹」の解説

相思樹 (ソウシジュ)

学名Acacia confusa
植物。マメ科の常緑高木

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