精選版 日本国語大辞典 「真直」の意味・読み・例文・類語
まっ‐すぐ【真直】
〘名〙 (形動) 副詞的にも用いる。
※史記抄(1477)三「乱はまっすくにわたるを云ぞ」
② (比喩的に) 直線的で、少しも曲がっていないこと。また、そのさま。
(イ) 少しも包みかくすところがないこと。偽りやごまかしがないさま。ありのままであるさま。すなおなさま。正直。
(ロ) 一定の目的から横にそれないこと。寄り道をしないさま。
ま‐すぐ【真直】
〘名〙 (形動)
① 少しも曲がっていないこと。また、そのさま。まっすぐ。
※清原国賢書写本荘子抄(1530)三「真人は身と顙とちともゆがまぬ、ますくにしているぞ」
② ありのままでつつみかくしのないこと。正直なこと。また、そのさま。
③ なんの変化もつけないこと。すなおであること。また、そのさま。
※申楽談儀(1430)喜阿「様もなく、ますぐにかくかくと謡ひし、よくよく案じ解けば」
ま‐じき ‥ヂキ【真直】
〘名〙 (形動) =ましょうじき(真正直)
※洒落本・新吾左出放題盲牛(1781)才六会拐「誠しやかに教へしを、真直(マジキ)にうける糞正じき」
しん‐ちょく【真直】
〘名〙 (形動) 少しのまがりもないこと。また、そのさま。まっすぐ。
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