知ったか振り(読み)シッタカブリ

デジタル大辞泉 「知ったか振り」の意味・読み・例文・類語

しった‐か‐ぶり【知ったか振り】

[名](スル)本当は知らないのに、いかにも知っているようなそぶりをすること。また、その人。知ったぶり。「つい知ったか振りをしてしまう」
[補説]俗に「知ったか」ともいう。また、「知ったか振って解説する」「知ったか振らずに人に聞く」のように、動詞化して使われることもある。
[類語]半可通生意気こざかしい利いた風小生意気ちょこ才しゃらくさい小癪こましゃくれる鹿爪らしい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「知ったか振り」の意味・読み・例文・類語

しった‐か‐ぶり【知ぶり振】

  1. 〘 名詞 〙 あることを実際は知らないのに、さも知っているような様子をすること。また、知っていることを得意がる様子。また、そのようなそぶりをする人。しったぶり。しったりぶり。
    1. [初出の実例]「謡曲は西洋のオペラで厶(ござ)ると知ったか振のハイカラの声色は」(出典社会百面相(1902)〈内田魯庵〉天下大平なる哉)

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