石油天然ガス・金属鉱物資源機構(読み)せきゆてんねんガス・きんぞくこうぶつしげんきこう(英語表記)Japan Oil, Gas and Metals National Corporation; JOGMEC

  • せきゆてんねんがすきんぞくこうぶつしげんきこう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

石油や金属鉱物などのエネルギー資源の開発・供給を目的として設立された独立行政法人。2002年公布の「石油公団法及び金属鉱業事業団法の廃止等に関する法律」「独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構法」に基づき,2004年2月に発足。石油,天然ガスの安定的な供給確保の役割を担ってきた石油公団と,非鉄金属鉱物資源の安定的な供給確保を担ってきた金属鉱業事業団を統合して設置された。石油,天然ガス,金属鉱物の探鉱および出資・債務保証と,備蓄,技術開発や技術支援,鉱害防止対策などを行ない,日本の資源・エネルギーの安定供給に寄与することを目的としている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

石油や天然ガス、金属鉱物資源の開発促進・資金供給を行う経済産業省所管の独立行政法人。英語名はJapan Oil, Gas and Metals National Corporation、略称JOGMEC。独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構法(JOGMEC法、平成14年法律第94号)に基づいて2004年(平成16)設立。本部は東京都港区虎ノ門。1967年(昭和42)に石油開発公団として設立された石油公団と1963年設立の特殊法人金属鉱業事業団を統合し、独立行政法人として設立された。

 石油天然ガス・金属鉱物資源機構は、資源・エネルギー安定供給確保を目的とし、資源の採鉱・開発や備蓄などに関し以下のような業務を行っている。(1)石油・天然ガスの探鉱・開発、金属資源の探鉱に対する出資・債務保証、(2)石油・天然ガスの探鉱・開発に関して、原油回収率向上技術、油ガス層把握技術、坑井掘削・開発技術、環境調和型油ガス田開発技術分野などの技術開発・技術支援、(3)情報収集・提供、(4)地質構造調査、(5)石油・石油ガス・レアメタル(希金属)などの資源備蓄、(6)鉱害防止のための技術開発や技術支援、融資事業など。また、2001年からは産業技術総合研究所、エンジニアリング振興協会などとともにメタンハイドレート資源開発研究コンソーシアムの中核として東部南海トラフ海域でのメタンハイドレートの試掘を行い、引き続き掘削に関する技術開発を行っている。なお、JOGMEC法を含む法律の改正に伴い、2012年9月に石炭資源開発、地熱資源調査などの業務が追加された。石油天然ガス・金属鉱物資源機構は、本部のほかに、技術センター(千葉県千葉市)、金属資源技術研究所(秋田県小坂町)をもち、全国に10か所の石油備蓄基地、5か所の石油ガス備蓄基地、5か所の鉱害防止支援事務所、14か所の海外事務所などを有している。2012年11月時点での資本金は4644億円。2012年4月時点での職員数は475人。

[編集部]

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