擬古物語。作者不明。13世紀末の成立か。東国育ちの武士伊予守(いよのかみ)は、幼なじみの少女に思いを寄せるが、少女は時の有力貴族の姫君であったので、都へ戻って入内(じゅだい)してしまう。後を追うように上京した伊予守は、自分の恋がかなわぬことを嘆いて、出家遁世(とんせい)してしまうという話。主人公に貴族でない男が選ばれているのは非常に珍しいが、その人物造型は貴族そのものであって新鮮味はない。文章・内容ともに『源氏物語』『夜の寝覚(ねざめ)』の影響が著しい。物語名は、伊予守が恋の成就を京都南郊の石清水八幡宮(はちまんぐう)に祈願する歌「深くのみ頼みをかくる石清水流れあふ瀬のしるべともなれ」による。
[桑原博史]
『桑原博史著『中世物語の基礎的研究』(1969・風間書房)』
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