祈年穀奉幣(読み)きねんこくほうへい

精選版 日本国語大辞典 「祈年穀奉幣」の意味・読み・例文・類語

きねんこく‐ほうへい【祈年穀奉幣】

〘名〙 その年の豊作を神に祈願する朝廷儀式。二月および七月の二度吉日を選び、伊勢神宮を始めとして石清水賀茂稲荷春日吉田北野祇園八坂日吉などの京畿内二二の神社奉幣使を派遣する。〔江家次第(1111頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「祈年穀奉幣」の意味・読み・例文・類語

きねんこく‐ほうへい【祈年穀奉幣】

平安時代から室町時代にかけて、その年の豊作を祈って、伊勢神宮賀茂神社春日神社など近畿の有力な22の神社に奉幣した儀式。2月7月の吉日に行った。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android