福智町(読み)ふくち

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「福智町」の意味・わかりやすい解説

福智〔町〕
ふくち

福岡県北東部,福智山南麓に広がる町。遠賀川支流の彦山川が町の西部をほぼ南北に流れ,中央で中元寺川と合流する。 2006年赤池町,金田町,方城町が合体。北から東にかけてはほどんどが山地で,集落は西部に集中。かつては炭鉱町として発展した。石炭の発掘は江戸時代から行なわれており,小倉藩会所が置かれた。小倉藩御用窯といわれる上野焼が伝わり,特に北部の福智山中腹から南にかけての一帯には窯元が点在する。北九州国定公園に属する上野峡白糸の滝のほか,岩屋権現の梵字曼荼羅と大スギ,定禅寺フジの木,虎尾桜,伊方古墳などの名所がある。平成筑豊鉄道伊田線,糸田線が走る。面積 42.06km2。人口 2万1398(2020)。

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日本歴史地名大系 「福智町」の解説

福智町
ふくちまち

2006年3月6日:田川郡赤池町方城町金田町合併
【赤池町】福岡県:田川郡
【方城町】福岡県:田川郡
【金田町】福岡県:田川郡

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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