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しょく

世界大百科事典 第2版の解説

しょく【稷 jì】

中国で,五穀の一つの(あわ)の別称。稷が現在の何にあたるかについては3説ある。《爾雅(じが)》や《礼記(らいき)》など経書注釈では,唐までは粟とされてきた。ところが唐代の本草家(薬草学者)が穄(うるきび)という説をたてそれが流布し,さらに清代に程瑶田が高梁(コーリヤン)説を主張した。しかし,五穀の筆頭におかれ,太古農事をつかさどった官,ひいて始祖の別名となった后稷や,社稷として土地神にならぶ穀物神とされる稷の用法からも,粟とするのが妥当であろう。

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動植物名よみかた辞典 普及版の解説

稷 (アワ)

学名:Setaria italica
植物。イネ科一年草,園芸植物

稷 (ウルシキビ)

植物。。ウルチキビの別称

稷 (キビ・キミ)

学名:Panicum miliaceum
植物。イネ科の一年草

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世界大百科事典内のの言及

【社稷】より

…中国において,とは本来原始集落の中心となる標象をいい(やがては土地神ともなる),そこでは播種や収穫の農耕儀礼,集落の集会などが行われ,その標象には樹木,封土,石などが用いられた。稷は穀神corn spiritで,社の祭礼における豊穣祈願の対象とされた。周代には社稷の祭礼は宗廟における祖先の祭礼と並ぶ重要な国家祭祀とされ,穀神の稷は周王朝の祖先とされるに至り,社稷が国家自体をも意味するようになった。…

【社稷壇】より

…中国において社(土地の神)と稷(穀物の神)をまつる方形の壇。四角は大地の象徴。…

※「稷」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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