有形(読み)ユウケイ

デジタル大辞泉 「有形」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐けい〔イウ‐〕【有形】

形があること。形をもっているもの。⇔無形

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精選版 日本国語大辞典 「有形」の意味・読み・例文・類語

う‐ぎょう‥ギャウ【有形】

  1. 〘 名詞 〙 仏語肉体を有するもの。欲界色界の生きもの。有相(うそう)
    1. [初出の実例]「凡そ天地の間にあるものは、有形(ウギャウ)無形に皆名あり」(出典西洋道中膝栗毛(1874‐76)〈総生寛〉一三)
    2. [その他の文献]〔法華経‐随喜功徳品〕

う‐けい【有形】

  1. 〘 名詞 〙 形があること。ゆうけい
    1. [初出の実例]「有形(ウケイ)の自由を論ずれども、無形の絆を脱しかねて、恋の奴(やっこ)に身を卑(おと)しめ」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉五)

あり‐がたち【有形】

  1. 〘 名詞 〙ありかた(在方)
    1. [初出の実例]「現代を、その有(ア)り形(カタチ)のままに認めるリヤリストの立場」(出典:多情仏心(1922‐23)〈里見弴〉飛礫)

ゆう‐けいイウ‥【有形】

  1. 〘 名詞 〙 形があること。形があって目に見えること。形をもったもの。
    1. [初出の実例]「論有形無形、言無道有奇」(出典:経国集(827)一一・同春太詠鬼之什〈石川広主〉)

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普及版 字通 「有形」の読み・字形・画数・意味

【有形】ゆう(いう)けい

形有るもの。〔荘子天地そ首り趾(あし)りて、心無く耳無き衆(おほ)し。形の、無形無と與(とも)にして皆(偕(とも))に存するは、盡(ことごと)く無し。

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