デジタル大辞泉 「立ち」の意味・読み・例文・類語 たち【立ち】 [名]1 立つこと。また、立っていること。「お立ちの方は速やかに御着席下さい」2 旅立つこと。旅に出ること。出発。→御立おたち「だから松野さんが―を延ばしなすったのです」〈木下尚江・良人の自白〉3 時の経っていくこと。経過。「月日の立ちが早い」4 燃えてなくなること。尽きること。「立ちの早い炭」5 釣りで、水深のこと。また、水面から棚までの深さ。「立ちを取る」[接頭]動詞に付いて、その意味を強めたり、やや改まった感じを表したりする。「立ちまさる」「立ち向かう」 だち【立ち】 [語素]《動詞「た(立)つ」の連用形から》1 名詞の下に付いて、そのつくりのさまを表す。「顔立ち」「目鼻立ち」2 車などに付ける牛馬の数や船の櫓ろの数などの下に付けて、その数で成り立っていることを表す。だて。「四頭立ちの車」「八挺立ちの船」3 地名や身分などを表す名詞の下に付いて、出身地やおいたちを表す。「この辺の海賊は定めて熊野―の奴原にてこそあるらめ」〈著聞集・一二〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by