立錐の地(読み)リッスイノチ

デジタル大辞泉 「立錐の地」の意味・読み・例文・類語

立錐りっすい

きりを突き立てるほどの、きわめて狭い土地。立錐余地。「立錐の地もない車内
[類語]手狭い狭い狭苦しいせせこましいきつい手狭てぜま狭小狭隘きょうあい狭窄きょうさく窮屈偏狭猫のひたい猫額びょうがく所狭い方寸尺寸せきすん寸土ナロー

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 尺寸 実例

精選版 日本国語大辞典 「立錐の地」の意味・読み・例文・類語

りっすい【立錐】 の 地(ち)

  1. 錐を突き立てるほどの、ごく狭い土地。錐を立つべき地。
    1. [初出の実例]「恒沙之界。立錐之地。猶無為観音身之処矣」(出典本朝文粋(1060頃)一三・発願文〈兼明親王〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android