偏狭(読み)ヘンキョウ

デジタル大辞泉 「偏狭」の意味・読み・例文・類語

へん‐きょう〔‐ケフ〕【偏狭/×褊狭】

[名・形動]
自分だけの狭い考えにとらわれること。度量の小さいこと。また、そのさま。狭量。「―な考え方」「―な性格
土地などがせまいこと。また、そのさま。狭小。「―な領土
[派生]へんきょうさ[名]
[類語](1狭量狭隘けちマイオピアみみっちいいじましいせせこましい狡辛こすからさもしい卑しいせこい陋劣ろうれつ低劣卑怯ひきょう姑息こそく小量けつの穴が小さい近視眼的一面的一方的管見短見場当たり盲目的微視的ミクロ/(2狭い狭苦しいせせこましいきつい手狭てぜま狭小狭隘きょうあい狭窄きょうさく窮屈猫のひたい手狭い猫額びょうがく所狭い方寸尺寸せきすん寸土立錐の地ナロー

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精選版 日本国語大辞典 「偏狭」の意味・読み・例文・類語

へん‐きょう‥ケフ【偏狭・褊狭】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 土地がせまいこと。また、そのさま。狭小。〔哲学字彙(1881)〕 〔北史‐斉高祖紀〕
  3. 心のせまいこと。度量の小さいこと。また、そのさま。狭量。
    1. [初出の実例]「門弟相承、不佗門住、不偏狭之情、為法流、殊染宸翰、貽言於龍華耳」(出典大徳寺文書‐元弘三年(1333)八月二四日・後醍醐天皇置文)
    2. 「ポープは〈略〉心偏狭なり」(出典:文学者となる法(1894)〈内田魯庵〉四)
    3. [その他の文献]〔史記‐礼書〕

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普及版 字通 「偏狭」の読み・字形・画数・意味

【偏狭】へんきよう

性急で心がせまい。

字通「偏」の項目を見る

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