窮屈(読み)キュウクツ

デジタル大辞泉 「窮屈」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐くつ【窮屈】

[名・形動]
1 空間や場所にゆとりがなく、自由に動きがとれないこと。また、そのさま。「窮屈な服」「座席が窮屈になる」
2 思うようにふるまえず気詰まりであること。また、そのさま。「お偉方ばかりで窮屈な会だ」「窮屈な思いをする」
3 形式張って堅苦しいこと。融通のきかないこと。また、そのさま。「窮屈で面白みのない男」「窮屈に考えすぎる」
4 物や金が不足してままならないさま。「窮屈な暮らし」
[派生]きゅうくつがる[動ラ五]きゅうくつさ[名]
[類語](1)きつい・狭い・狭苦しい・せせこましい・手狭てぜま・狭小・狭隘きょうあい・狭窄きょうさく・偏狭・猫の額ひたい・手狭い・猫額びょうがく・所狭い・方寸・尺寸せきすん・寸土・立錐の地・ナロー/(3)堅苦しい・気詰まり・杓子定規・機械的・規則的・型通り・規則正しい・決まり切る・判で押したよう

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精選版 日本国語大辞典 「窮屈」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐くつ【窮屈】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. ① ( ━する ) 狭かったり、堅苦しかったりして、思うように動けないこと。心身の自由を束縛されること。また、気づまりに感じること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「太相為レ候二節会座一、侍レ陣、而御装束遅緩、不レ堪二窮屈一、退罷云々」(出典:台記‐久安七年(1151)正月一日)
    2. 「欲の皮と、肉の間へ、きうくつながら分入り」(出典:談義本・教訓雑長持(1752)一)
    3. 「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ」(出典:草枕(1906)〈夏目漱石〉一)
  3. ② 疲れること。また、そのさま。疲労。
    1. [初出の実例]「今日外記政也、事了、須二参内一、依二窮屈一不参、直参二高陽院一、即退出」(出典:台記‐康治元年(1142)五月一〇日)
    2. 「長途に疲て十日余、窮屈頻(しきり)に身をせむ」(出典:海道記(1223頃)序)
  4. ③ 貧しくて思うようにならないこと。また、そのさま。〔色葉字類抄(1177‐81)〕

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普及版 字通 「窮屈」の読み・字形・画数・意味

【窮屈】きゆうくつ

尽きはてる。〔呂覧、安死〕稼の勞を憚り、肯て人事を官(をさ)めず。美衣侈の樂を(もと)むるも、智巧窮屈して、以て之れを爲す無し。

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