竜穴(読み)リュウケツ

デジタル大辞泉 「竜穴」の意味・読み・例文・類語

りゅう‐けつ【竜穴】

竜が住むという洞穴室生寺の東にある室生竜穴神社の奥社にある。
風水で、竜脈に沿って山脈を流れる気が集中する場所繁栄をもたらす吉祥の地とされ、都市寺社家屋などが建設された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「竜穴」の解説

竜穴
りゆうけつ

[現在地名]室生村大字室生

竜穴神社西側の渓流の発源地付近に屏風状に屹立する岩壁があり、岩裾に竜穴と伝える岩窟がある。持宝吉祥竜穴と称せられ、ほかにも妙吉祥竜穴・沙羅吉祥竜穴があり室生山三竜穴という。神社背後の山腹にも天岩戸とよばれる岩の大亀裂がある。室生の竜穴について「神社覈録」は次のように記す。

<資料は省略されています>

三竜穴が現在のどれにあたるか不詳であるが、往古この洞穴には竜が住み、竜には偉大な力があり殊に雲雨を支配すると考えられていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android