竜穴(読み)リュウケツ

日本歴史地名大系 「竜穴」の解説

竜穴
りゆうけつ

[現在地名]室生村大字室生

竜穴神社西側の渓流の発源地付近に屏風状に屹立する岩壁があり、岩裾に竜穴と伝える岩窟がある。持宝吉祥竜穴と称せられ、ほかにも妙吉祥竜穴・沙羅吉祥竜穴があり室生山三竜穴という。神社背後の山腹にも天岩戸とよばれる岩の大亀裂がある。室生の竜穴について「神社覈録」は次のように記す。

<資料は省略されています>

三竜穴が現在のどれにあたるか不詳であるが、往古この洞穴には竜が住み、竜には偉大な力があり殊に雲雨を支配すると考えられていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む