新潟県の北端、村上市(むらかみし)の日本海岸の通称「海府浦(かいふうら)」にある海岸景勝地。村上市の瀬波(せなみ)温泉からの勝木(がつぎ)に至る延長30キロメートルの海府浦は、葡萄(ぶどう)山地西麓(せいろく)が日本海に突入する断層海岸で、黒雲母花崗(くろうんもかこう)岩からなる断崖(だんがい)絶壁や、島嶼(とうしょ)が冬季の荒波の海食を受けて奇景を呈し、瀬波笹川流れ粟島(あわしま)県立自然公園に指定されている。このうち、遊覧船の出ている桑川(くわがわ)から勝木までを「笹川流れ」(国指定名勝・天然記念物)とよんでいる。断崖をトンネルで抜けるJR羽越本線(うえつ)(桑川駅下車)が唯一の交通路であったが、1984年から日本海パークライン(国道345号)とよばれる自動車道が開通し、自家用車による観光地になっている。
[山崎久雄]
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