(読み)チク

デジタル大辞泉 「築」の意味・読み・例文・類語

ちく【築】[漢字項目]

[音]チク(呉)(漢) [訓]きずく つく
学習漢字]5年
土や石をつき固めて土台を造る。建物などを造る。「築港築城築造築庭築堤改築建築構築修築新築増築
難読築地ついじ築山つきやま

ちく【築】

建築してからの年数を表す語。「五年のマンション

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「築」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 16画

(旧字)
16画

[字音] チク
[字訓] きずく

[説文解字]
[金文]

[字形] 形声
声符は(ちく)。は工具を執って、土を(かた)め築くことで、版築の法などをいう。〔説文〕六上に「擣(つ)くなり」、また擣字条十二上に「くなり」とあって互訓。〔左伝、宣十一年〕に「畚(ほんちく)」の語があり、畚(もつこ)で土を入れ、これを杵(きね)で擣き固めることをいう。

[訓義]
1. きずく、つきかためる、うちかためる、塀牆の類をつくる。
2. きね、つち。

[古辞書の訓]
名義抄 ツク 〔字鏡集〕 フサグ・ヤク・ツク・キヅク

[語系]
tiok、tiukは声義近く、の繁文とみてよい字である。

[熟語]
築営・築蓋・築建築構・築作築山・築室築舎築障築牆・築城築礎築壇・築治・築底・築邸・築第築捺・築版築補築房築埋築塁
[下接語]
営築・架築・改築・挙築・構築・修築・新築・創築・造築・増築・版築・畚築

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android