普及版 字通 「築(漢字)」の読み・字形・画数・意味
築
常用漢字 16画
(旧字)
16画
[字訓] きずく
[説文解字]
[金文]
[字形] 形声
声符は(ちく)。は工具を執って、土を(かた)め築くことで、版築の法などをいう。〔説文〕六上に「擣(つ)くなり」、また擣字条十二上に「くなり」とあって互訓。〔左伝、宣十一年〕に「畚(ほんちく)」の語があり、畚(もつこ)で土を入れ、これを杵(きね)で擣き固めることをいう。
[訓義]
1. きずく、つきかためる、うちかためる、塀牆の類をつくる。
2. きね、つち。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ツク 〔字鏡集〕 フサグ・ヤク・ツク・キヅク
[語系]
tiok、tiukは声義近く、はの繁文とみてよい字である。
[熟語]
築営▶・築蓋▶・築建▶・築構▶・築作▶・築山▶・築室▶・築舎▶・築障▶・築牆▶・築城▶・築礎▶・築壇▶・築治▶・築底▶・築邸▶・築第▶・築捺▶・築版▶・築補▶・築房▶・築埋▶・築塁▶
[下接語]
営築・架築・改築・挙築・構築・修築・新築・創築・造築・増築・版築・畚築
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報