糸管(読み)シカン

デジタル大辞泉 「糸管」の意味・読み・例文・類語

し‐かん〔‐クワン〕【糸管】

弦楽器管楽器糸竹。また、音楽のこと。管弦

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精選版 日本国語大辞典 「糸管」の意味・読み・例文・類語

いと‐くだ【糸管】

  1. 〘 名詞 〙 機織用具の一つ。緯(よこいと)を紡錘状に巻きつけて杼(ひ)の中に納める管。くだ。緯管。
    1. [初出の実例]「女は八十八にて糸くだ切所も有」(出典:諸国風俗問状答(19C前)淡路国風俗問状答)

し‐かん‥クヮン【糸管】

  1. 〘 名詞 〙 弦楽器と管楽器。転じて、音楽の総称。糸竹。管弦。
    1. [初出の実例]「糸管景闌長鶴望、杯盤坐冷悩龍蹲」(出典:田氏家集(892頃)中・敬和吏部菅侍郎澆章宴後書懐見寄詩)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐贈花卿詩〕

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普及版 字通 「糸管」の読み・字形・画数・意味

【糸管】しかん(くわん)

琴と笛。音楽。唐・杜甫〔花(驚定)に贈る〕詩 錦錦官城成都小城)の絲管、日に(ふんぷん)(にぎやか)たり (なか)ばは江風に入り、ばは雲に入る

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