糸魚(読み)イトヨ

デジタル大辞泉 「糸魚」の意味・読み・例文・類語

いと‐よ【糸魚】

トゲウオ科の魚。全長8センチくらい。背に3本、腹に1本とげと、体側に幅広い鱗板帯りんばんたいがある。産卵期には雄が糸状粘液を出して水草をまとめ、水底に巣を作る。淡水型と遡河そか型とがある。いとうお。

いと‐うお〔‐うを〕【糸魚】

イトヨ別名

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精選版 日本国語大辞典 「糸魚」の意味・読み・例文・類語

いと‐うお‥うを【糸魚】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 魚「いとよりだい糸撚鯛)」の異名
  3. 魚「いとよ(糸魚)」の異名。
    1. [初出の実例]「越後〈略〉糸魚川糸魚(いといがはのイトウヲ)」(出典:俳諧・毛吹草(1638)四)

いと‐よ【糸魚】

  1. 〘 名詞 〙 トゲウオ科の魚。降海型陸封型とがあり、両者別種であると考えられるようになった。体はサバ型で約八センチメートル。背びれの軟条部の前方に三本の遊離した背びれ棘がある。体側には尾柄部まで鱗板が一列に並ぶ。産卵期は春。北半球亜寒帯から温帯分布棘魚

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動植物名よみかた辞典 普及版 「糸魚」の解説

糸魚 (イトヨ)

学名Gasterosteus aculeatus aculeatus
動物。トゲウオ科の魚

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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