紅鮭(読み)ベニザケ

デジタル大辞泉 「紅鮭」の意味・読み・例文・類語

べに‐ざけ【紅×鮭】

サケ科海水魚全長約60センチ。体色は背側と各ひれが青黒色、腹側が銀白色外洋を回遊し、秋、繁殖のため、上流に湖のある川を上る。このとき雌雄とも頭と尾びれほか鮮紅色婚姻色を示す。北太平洋に広く分布。この陸封型ヒメマス。肉は紅色で美味。べにます。べに。
[類語]秋味鼻曲がり紅鱒銀鮭キングサーモン鱒之介

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精選版 日本国語大辞典 「紅鮭」の意味・読み・例文・類語

べに‐ざけ【紅鮭】

  1. 〘 名詞 〙 サケ目サケ科の魚。全長約六〇センチメートルに達する。体は側扁して長く、背は青黒色、腹は銀白色。産卵期には濃赤色の婚姻色となる。秋から冬、上流に湖のある河川をさかのぼり、砂礫上に産卵。本種の陸封型をヒメマスという。千島列島から北アメリカ西岸にかけての北太平洋の海域に分布。肉はサケ類中で最も赤みが濃くベニザケの名もこれによる。脂肪が多く、美味。べにます。べにじゃけ。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「紅鮭」の解説

紅鮭 (ベニザケ)

学名Oncorhynchus nerka
動物。サケ科の遡河性魚

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