結果的加重犯(読み)ケッカテキカジュウハン

世界大百科事典 第2版の解説

けっかてきかじゅうはん【結果的加重犯】

もとになった犯罪から,その罪(基本犯)を超える重い結果が発生したとき,そのことを理由に基本犯よりも刑を加重して処罰している罪。たとえば,人を傷害したところ被害者が死亡した場合に適用される傷害致死罪(刑法205条)は,死亡という結果を理由に傷害罪(204条)よりも重い刑が定められている。法文に〈因って〉という語で基本犯と重い結果とを結んで規定されていることが多い。基本犯は故意犯が通例だが,過失犯の例(公害罪法(略称)3条2項)もある。

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大辞林 第三版の解説

けっかてきかじゅうはん【結果的加重犯】

軽い犯罪を行い、重い犯罪結果を発生させた場合、刑が加重される犯罪。「けっかてきかちょうはん」ともいう。

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精選版 日本国語大辞典の解説

けっかてき‐かじゅうはん ケックヮテキカヂュウハン【結果的加重犯】

〘名〙 ある犯罪行為をした際に、予期した以上の重い結果が発生してしまった場合、その重い結果により刑が加重される犯罪。たとえば、傷害罪を犯したところ、思いもかけず相手が死亡してしまった場合の傷害致死罪など。けっかてきかちょうはん。

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