練達(読み)レンタツ

デジタル大辞泉 「練達」の意味・読み・例文・類語

れん‐たつ【練達】

[名・形動](スル)熟練して深く通じていること。また、そのさま。熟達。「練達の士」「古武道練達する」
[類語]習熟上達熟練熟達円熟老練練熟腕を上げる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「練達」の意味・読み・例文・類語

れん‐たつ【練達】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 物事に習熟して、それによく通じていること。また、そのさま。熟達。
    1. [初出の実例]「患難は忍耐を生じ忍耐は練達(レンタツ)を生じ練達は希望を生じ」(出典:引照新約全書(1880)達羅馬人書)
    2. 「入社以来恪勤十一年間能く上司の命を守り業務に精励し技術に練達す」(出典:女工哀史(1925)〈細井和喜蔵〉六)
    3. 「陽気で練達な海女たちの一人に」(出典:潮騒(1954)〈三島由紀夫〉一三)
    4. [その他の文献]〔白居易‐李宗河可渭南令制〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「練達」の読み・字形・画数・意味

【練達】れんたつ

熟練し通達する。〔唐書、苗晋伝〕晉厚、至るを以てせられ、魏の人、爲に生祠を營む。~小心畏、~事體にす。

字通「練」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android