デジタル大辞泉 「聖経」の意味・読み・例文・類語 せい‐きょう〔‐キヤウ〕【聖経】 1 聖人が著した書物。また、聖人の教えが書いてある書物。せいけい。2 聖書。バイブル。「実に―の行わるる国土こそ道に遺を拾わずと云可けれと」〈福沢・学問のすゝめ〉 せい‐けい【聖経】 聖人の記した書物。また、聖人の言行を記録した書物。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「聖経」の意味・読み・例文・類語 せい‐けい【聖経】 〘 名詞 〙① 聖人の述作した書物。聖人の言行の記録。また、万世の典拠となるべき書。聖典。せいきょう。[初出の実例]「聖経者、上帝之誥命、人性之註解、三才之霊枢、万世之師範也」(出典:藤樹文集(1648頃)五・聖教)「仮令悪人たりとも、聖経に遵い澄治せば、善人の志を獲べし」(出典:和蘭天説(1795))[その他の文献]〔新唐書‐芸文志〕② ⇒せいきょう(聖経)③ ⇒しょうぎょう(聖経) せい‐きょう‥キャウ【聖経】 〘 名詞 〙① 聖人の教えを書いたもの。せいけい。[初出の実例]「仡々たる勇夫、射御不レ違とも、我尚くば不レ欲と聖経(セイキャウ)にも見えたり」(出典:町人嚢(1692)一)② 聖書。バイブル。[初出の実例]「当時の基督宗たるものは此教法より出るものにして、教書を bible(聖経)と称し、世に新約全書と称す」(出典:百学連環(1870‐71頃)〈西周〉二)③ ⇒しょうぎょう(聖経) しょう‐ぎょうシャウギャウ【聖経】 〘 名詞 〙 経典。お経。[初出の実例]「ゼン ニ スグレタル ヒトビト ノ アミ ヲカレタル キャウロン、xǒguiǒ(シャウギャウ) ヲ ヤワラゲ」(出典:信心録(ヒイデスの導師)(1592)序)「かの朱鶴長老の聖経にうみたるにやと」(出典:俳諧・新花摘(1784)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例