聞方(読み)キキカタ

デジタル大辞泉 「聞方」の意味・読み・例文・類語

きき‐かた【聞(き)方/聴(き)方】

話を聞いたり、人にものを尋ねたりするときの方法態度。「―が悪い
国語教育の一分野。話を聞いて正しく理解する方法や態度の教育。聞くこと。
聞く側。聞き手。「―に回る」
連句・香などの味わい方。

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精選版 日本国語大辞典 「聞方」の意味・読み・例文・類語

きき‐かた【聞方】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 人の話などを聞く方法。聞く態度。人にものを尋ねる時の作法しきたり。また、現代の国語教育の基本的な四つの分野(読み方、書き方、聞き方、話し方)の一つで、人の話を正しく聞いて理解するための方法や態度の教育をもいう。
    1. [初出の実例]「何でそんな妙な聞(キ)き方(カタ)をするのかと尋ねた」(出典:彼岸過迄(1912)〈夏目漱石〉須永の話)
  3. 主として人の話を聞くだけの立場。聞く側。聞き手。
  4. 連句などの鑑賞批評。味わい方。
    1. [初出の実例]「其比の点者(てんじゃ)は百韵(いん)一句一句聞かたを脇書にして明白也」(出典:浮世草子西鶴織留(1694)三)

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