ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「胎内市」の意味・わかりやすい解説 胎内〔市〕たいない 新潟県北部,胎内川の流域に広がる市。東部に飯豊山地の山々が連なり,北西部は日本海に臨む。南東で山形県に接する。 2005年中条町と黒川村が合体して市制。中心集落の中条は胎内川の扇状地に発達。中世から奥山荘の中心地で,近世には米沢街道の宿場町となり,以来商工業の町として繁栄した。農業が主産業で,米作のほか葉タバコ,ネギ,ダイズの栽培や肉牛の飼育などが行なわれる。チューリップの球根は特産品。 1950年代頃から化学,電機などの大手企業が相次いで進出し,近年には新潟中条中核工業団地が造成された。胎内温泉などの温泉地やスキー場,ゴルフ場などの観光施設もある。乙宝寺三重塔は国の重要文化財,荒川神社奉納模型和船および船絵馬は重要有形民俗文化財に指定。奥山荘城館遺跡は国指定史跡。市の南部は磐梯朝日国立公園,中部は胎内二王子県立自然公園に属する。 JR羽越本線,国道7号線,113号線,290号線,345号線が通り,日本海東北自動車道のインターチェンジがある。面積 264.89km2。人口 2万8509(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本歴史地名大系 「胎内市」の解説 胎内市たいないし 2005年9月1日:北蒲原郡中条町・黒川村が合併・市制施行⇒【中条町】新潟県:北蒲原郡⇒【黒川村】新潟県:北蒲原郡 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by