脳脊髄液(髄液)の産生低下や、脳と脊髄を包む硬膜を満たしている髄液が外に漏れ出すことによって減少する病態。低髄液圧症候群ともいい、髄液が漏れ出して硬膜外に貯留する病態をとくに脳脊髄液漏出症ということもある。原因としては頭部外傷やスポーツ外傷、交通事故の後遺症(むち打ち損傷)、腰椎穿刺(ようついせんし)などがあげられる。症状は立ち上がったときに頭痛が起こる起立性頭痛、頸部(けいぶ)痛、吐き気、めまい、耳鳴りなどで、腰椎穿刺後にはとくに起立性頭痛がよくみられる。治療は臥床(がしょう)安静や水分摂取のほか、髄液漏出を確認した場合は硬膜外から自家血を注入して漏出部位をふさぐブラッドパッチを行う。
[編集部]
その議会の過半数には達しないが、議席数をもっとも多くもつ政党。...