腕白(読み)ワンパク

デジタル大辞泉 「腕白」の意味・読み・例文・類語

わん‐ぱく【腕白】

[名・形動]《「かんぱく(関白)」の音変化か。「腕白」は当て字子供、特に男の子が言うことをきかず、暴れまわったり、いたずらをしたりすること。また、そういう子供や、そのさま。「腕白な子」「腕白盛り」「腕白坊主」
[派生]わんぱくさ[名]
[類語]やんちゃだだ悪童悪太郎暴れん坊利かん坊いたずらっ子いたずら坊主悪たれ餓鬼大将苛めっ子

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精選版 日本国語大辞典 「腕白」の意味・読み・例文・類語

わん‐ぱく【腕白】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 古くは「わんばく」とも。「腕白」はあて字。「かんぱく(関白)」の変化した語とも ) 子ども、特に男の子がいたずらで言うことをきかないこと。言うことをきかないで遊びまわったり、わるさをしたりすること。また、その子どもや、そのさま。無理やわがままをいう意で、大人に用いる場合もある。
    1. [初出の実例]「まだ此上にも腕白おしゃればかうして置くぞと」(出典:浄瑠璃・鬼一法眼三略巻(1731)二)
    2. 「額に黒汗流、腕白(ワンバク)手習子が昼上り見るごとくなり」(出典浄瑠璃・平仮名盛衰記(1739)四)

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