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手習子 てならいこ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

手習子
てならいこ

歌舞伎舞踊曲。長唄。増山金八作詞,1世杵屋正次郎作曲,2世西川扇蔵振付。本名題は『杜若 (かきつばた) 七重染衣 (そめぎぬ) 』で,初演の4世岩井半四郎の俳名杜若 (とじゃく) にちなむ。寛政4 (1792) 年4月江戸河原崎座で,半四郎が初演。町娘が寺子屋帰りに蝶にたわむれて道草を食うのを題材に,春の日の年頃の娘の姿態を描いたもの。

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デジタル大辞泉の解説

てならいこ〔てならひこ〕【手習子】

歌舞伎舞踊。長唄。七変化「杜若七重(かきつばたななえ)の染衣(そめぎぬ)」の一。増山金八作詞、初世杵屋(きねや)正次郎作曲。寛政4年(1792)江戸河原崎座初演。寺子屋帰りの、ませた町娘の踊り。

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世界大百科事典 第2版の解説

てならいこ【手習子】

歌舞伎舞踊の曲名。長唄。1792年(寛政4)4月,江戸河原崎座で4世岩井半四郎により初演。七変化所作事《杜若七重の染衣(かきつばたななえのそめぎぬ)》の一曲。作詞増山金八。作曲初世杵屋(きねや)正次郎。振付2世西川扇蔵。春の日,寺子屋帰りの娘が日傘や手習草紙を手に道草をするさまを描く。蝶を追うあどけなさや,ませた恋心などが入りまじる。現在の振りは1848年(嘉永1)5月中村座で3世岩井粂三郎(8世半四郎)が復活したときのものによる。

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大辞林 第三版の解説

てならいこ【手習子】

歌舞伎舞踊。長唄。本名題「杜若かきつばた七重の染衣そめぎぬ」。増山金八作詞、初世杵屋正次郎作曲。1792年(寛政4)江戸河原崎座初演。寺子屋帰りのおしゃまな町娘の姿を描いたもの。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

手習子
てならいこ

歌舞伎(かぶき)舞踊。長唄(ながうた)。増山金八作詞、初世杵屋正次郎(きねやしょうじろう)作曲、2世西川扇蔵振付け。1792年(寛政4)4月、江戸・河原崎(かわらさき)座で4世岩井半四郎が踊った『杜若(かきつばた)七重(ななえ)の染衣(そめぎぬ)』という七変化舞踊の一つで、寺子屋帰りの草紙を手にした、江戸期のませた町娘の気持ちを描写した作品。『娘道成寺(むすめどうじょうじ)』の詞章や作曲を多く応用している。[松井俊諭]

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