民間パイロットを養成する国内唯一の公的機関で、国土交通省所管の独立行政法人。宮崎市の本校のほか、北海道帯広市と宮城県岩沼市に分校があり、学生は2年間で学科や操縦訓練を各校で受け、事業用操縦士や計器飛行証明の資格を取得できる。1954年の設立以降、4500人以上のパイロットを送り出しており、現在では国内航空会社のパイロットの約3割が卒業生となっている。
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独立行政法人航空大学法(平成10年法律第215号)に定められた、日本で唯一の公的なパイロット養成機関。運輸省の施設等機関として1954年(昭和29)7月1日設立、10月1日宮崎市に開校。航空企業からの需要に追い付けず一時防衛庁(現防衛省)委託も行われたが、その後養成規模も増し、1969年に仙台分校、1972年に帯広分校が開設。2001年(平成13)の中央省庁再編により、国土交通省所管の独立行政法人となった。
修業年限は2年で、第1年次は宮崎本校で学科課程を5か月、帯広分校でフライト課程を6か月、第2年次は宮崎で6か月、仙台分校で7か月のフライト課程を行う。入学資格は4年制大学に2年以上在学し規定以上の単位を修得した者、短期大学または高等専門学校を卒業、および専門士の称号を付与された者で、年齢は25歳未満。学力検査、身体検査、口述試験および航空機による操縦適性検査がある。修了までに事業用操縦士と計器飛行証明の資格取得に必要な教育を行う。
[松下正弘]
『航空大学校50周年記念事業実行委員会編『航空大学校50周年記念誌』(2004・航空大学校)』
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